海外労働情報18-03
第15回北東アジア労働フォーラム報告書
若年雇用
概要
労働政策研究・研修機構(JILPT)は2017年11月17日、東京で第15回北東アジア労働フォーラム(日中韓ワークショップ)を開催しました。本フォーラムは、労働政策研究・研修機構(JILPT)、中国労働社会保障科学院(CALSS)、韓国労働研究院(KLI)の日中韓3カ国の労働政策研究機関が共通するテーマに基づき、研究成果を持ち寄り、報告と討論を行うことによって、各国の労働政策研究に示唆を与え合うことを目的として、2002年から毎年開催しています。
今回のテーマは、「若年雇用」です。
日本では、景気後退期に「就職氷河期」と呼ばれる時期を迎え、若者の就職問題が深刻化する中、いくつもの政策が講じられてきました。また、若者自身の就業観も過去20年あまりの間に大きく変化しています。
中国では、高度成長期を終え、「新常態(ニューノーマル)」の局面に突入しました。発展の中心が新しい産業、新しい経済へとシフトし、また若者の高学歴化が進みながら、就業形態も多様化しています。
韓国では、若者の就職問題の背景にある労働市場の二重構造問題を解決するため、政府はその取組みにとりわけ力をいれています。
若者の雇用を巡る問題とその対応は、日本、中国、韓国でそれぞれ異なっていますが、共通している点は、若者の雇用情勢が経済や景気に大きな影響を受けることです。本フォーラムでは、3カ国間の若者雇用の実情を比較しながら、今後の政策研究のあり方について意見交換を行いました。
本報告書は、フォーラムで提出された論文を収録したものです。
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関連の研究成果
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関連情報
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