主要国の外国人労働者受入れ動向:はじめに
- カテゴリー:外国人労働者
- フォーカス:2015年1月
本件の内容は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、シンガポール、韓国の6カ国及びEUにおける外国人労働者の受入れに関する最近の動向を、以下の項目毎に整理したものとなっている。
- 制度概要
- 制度改正・最近の動向等
- 流入・流出・在留状況
- 社会保障制度
- 労働市場に与える影響
- 社会統合政策
「1.制度概要」では、外国人労働者の受入れに対する当該国の方針、今日までの制度の変遷、根拠となる法律、制度の仕組み等について、その概要を簡単に取りまとめている。
「2.制度改正・最近の動向等」では、外国人労働者の受入れ制度に関して、例えば法律の改正やその他、最近の大きな動きがあれば、それらについて紹介している。
「3.流入・流出・在留状況」では、外国人労働者を中心に、その家族や一時滞在者等も含めて当該国にそもそも外国人がどのくらい入国し、出国し、また在留しているのかについて、可能な範囲内で最新のデータを集めている。
「4.社会保障制度」では、当該国に居住する外国人労働者には、どのような社会保障サービスが提供されているのかについて整理している。
「5.労働市場に与える影響」は、外国人労働者が当該国の労働者の雇用、賃金等にどのような影響を及ぼすのか、あるいは国の経済にメリット(あるいはデメリット)を与えているのか、更には国内に与える影響にはどういったことがあるのか、ということについて、データと情報を取集したものである。なお、外国人労働者の流入による影響の問題については、調査研究を実施する側の立場や目的によって、結果も異なっており、また国によっては調査研究の蓄積も十分ではない。これらの点を踏まえたうえで、可能な限りの情報収集と整理を試みた。
「6.社会統合政策」は、各国の受入れ制度の枠内・枠外に関わらず、結果的に当該国に入国し、在留している外国人労働者及びその家族に対し、どのような社会統合政策を各国の政府は実施しているのかについて、その概要を整理した。
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