工会の組織人員数、2億2600万人に

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  • 国別労働トピック:2010年11月

2009年末時点で工会の組織人員数が2億2600万人に上っていることが明らかになった。組織人員数は6年連続で平均1000万人以上増加している。

中華全国総工会の基層組織建設業務会議(8月30日開催)に提供されたデータによると、2009年末時点で、全国工会に加盟する基層組織数は184.5万に達し、カバーする法人組織の数は395.9万、会員総数は2億2600万人に達した。基層組織建設部の郭穏才部長は、「2009年末の時点で、労組設置率は87%に達している。また、民間の中小企業の労働組合連合会が全国に6万9041あり、そのうち9129は2009年に新たにできた連合会で、中小企業の労働組合約9万をカバーしている。年間の新規労組設置数の64%がこうした中小企業の労働組合であり、毎年1000万人近い労働者を吸収しており、年間増加数の71%に相当する」と解説している。

また、地域、業界別連合会は全国に約10万7000できており、専従組合員は1万8767人にのぼるという。さらに大部分の郷鎮にもそれぞれ労組組織があり、村、コミュニティまで影響力を伸ばしている。中華全国総工会の王玉普副主席は、2012年までに全国の企業の90%以上で工会が設立され、従業員の加入率は92%以上に達するとの見通しを明らかにした。今後2年で設立目標をほぼ達成するという。

資料出所

  • 海外委託調査員、『中国労働保障報』(2010年8月31日)

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