永住権取得者、総人口の1割を占める

カテゴリー:外国人労働者

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  • 国別労働トピック:2006年9月

シンガポールの永住権保有者は、2000年に29万100人であったものが、2005年には44万500人へと増加している。シンガポール政府統計局の発表によると、過去5年間(2000年~2005年)の永住権(PR)取得者の増加は年平均で3万80人(年率8.7%増)であり、シンガポール人の同2万7980人(0.9%増)を上回ったことが明らかになった。

他方、永住権保有者を除いた在留外国人数は、2000年の75万4500人に対し2005年は79万7900人と年率1.1%の増加であった。総人口に占める割合は永住権保有者が10.1%、外国人は18.3%となっている。シンガポールでは、留学生の6割以上が卒業後、シンガポールの永住権や国籍を取得しているといわれる。

また、2002年の統計を見ると、永住権保有者29万人のうちシンガポール国籍取得者は7000人にとどまっている。これは、シンガポールで働く外国人の多くが、キャリアアップや生活のためで、国籍変更までは考えていないことを示唆しているようだ。なお、国籍取得者はインド人や中国人が目立ち、先進国は少ないという結果もでている。

参考

  • 政府統計局他

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