最低賃金の引き上げ
タイ労働相は、労働省の中央賃金委員会が承認した最低賃金引き上げを見直すよう指示した。バンコク首都圏などを含む全都県を引き上げ対象とし、慣例通り来年1月1日付で実施するよう求めている。
中央賃金委は、35県の1日当たり最低賃金を1~7バーツ引き上げることを承認した。これに対し、ソムサック労働相は物価上昇が激しいバンコク首都圏などを据え置き対象にした点を疑問視し、すべての都県を対象に含めるべきだと指摘した。また、政治的な動機で見直しを指示するのではないという点を強調している。今回の引き上げ承認は10月の総選挙を控えた政治的な動きとの見方が出ていた。
中央賃金委の承認案では、西部ラチャブリ県の引き上げ幅が最大の7バーツ、東部プラチンブリ県が5バーツ、北部カンペンペット、ピサヌローク両県が4バーツ。このほかは、3バーツが中部アユタヤ、南部プーケットなど14県。2バーツが東部ラヨン、東北部スリンなど12県。1バーツが中部ナコンパトム、北部ピチットなど5県となっている。
参考
- NNA
参考レート
- 1タイバーツ(THB)=3.04円(※みずほ銀行ウェブサイト2006年7月4日現在)
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