政府、無料医療制度を承認

カテゴリー:勤労者生活・意識

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  • 国別労働トピック:2006年12月

暫定政府は11月14日、厚生省が提案していた無料医療制度向けの予算を承認したことが明らかになった。同制度はタクシン政権が2001年に導入した医療制度「30バーツ医療制度」を変更したものである。この制度では30バーツを徴収する経費がかかるため、同省は無料化を決め、閣議決定を待たずに今月1日付で実施していた。

従前の「30バーツ医療制度」では、制度登録者1人当たり1695バーツの予算が投じられていた。同省は年間2089バーツ(制度登録者1人当たり)を予算要求したが、政府は財源不足を理由に1899バーツに引き下げた模様。制度の登録者は全国で4800万人おり、予算の総額は9118億5000万バーツになる見込み。モンコン厚生相は当予算について不足するであろうとの見方を示しており、来年度に増額を求める考えを明らかにしている。

参考

  • NNA、11月14日付バンコクポスト他

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