個人労働許可証を新設

カテゴリー:外国人労働者

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  • 国別労働トピック:2006年10月

シンガポール人材資源省(MOM)は8月24日、優秀な外国人を呼び込むため、外国人労働者に発行する労働許可証(EP)において、個人申請による個人用EP(PEP、Personalised Employment Pass)を新設すると発表した。来年1月1日から導入の予定。

現行のEPでは企業による申請のため、転職した場合は新たな就職先で再取得しなければならなかった。PEPは個人申請となるため、有効期限(5年間)内であれば、転職後も再申請する必要がなく、失職中も最大6カ月の滞在が認められる。英国や香港、カナダ、オーストラリアでも同様の制度があるという。

PEPの申請では、基本給が年3万シンガポールドル以上で、(1)EP・Pパスで2年以上の就労経験、(2)EP・Q1パスで5年以上の就労経験、(3)シンガポールの高等教育機関を卒業した外国人で、P、Q1パスで2年以上の就労経験――のいずれかを満たす必要がある。なお、PEPの更新は認められず、失効後は従来のEPや、永住権(PR)を取得しなければならない。

出所

  • Ministry of Manpower、NNA

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