罰則が課せられた「外国人労働災害保険」への保険料納付状況
6月20日の現地報道によると、約130万人いるとされる合法外国人労働者のうち、「外国人労働災害保険」に約80万人分の保険料が納付されたことが明らかになった。
マレーシアの外国人労働者は、就業中の傷害や就業時間外の傷害に関して、外国人労働災害保険(1998年)により補償される。保険料は事業主のみの負担で、事業主には保険料の支払いが義務付けられている。
昨年の改正で、事業主が保険料を支払わない場合は、使用する外国人労働者一人あたり2万リンギの罰金が課せられることになった。保険料支払いには猶予期間が設けられ、2005年6月末が期限とされていた。6月下旬には保険料納付済みの人数が60万人であったが、期限終了時には80万人にまで数字が伸びた。
マレーシア政府の発表によると、外国人労働者の労災で給付された金額は、過去3年間合計で1600万リンギであった。内訳を見ると、2002年が660万リンギ、2003年が550万リンギ、2004年が440万リンギと低下傾向にある。
2005年7月 マレーシアの記事一覧
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