2004年のEU25カ国の地域別失業率は、2.4％～32.8％の幅（若年者は、5.4％～56.6％の幅）

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カテゴリー：雇用・失業問題、統計

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• 国別労働トピック：2005年11月

2004年のEU25カ国における地域別失業率は、最低がイギリス・ドーセット、サマーセットの2.4％、最高がフランス・レユニオンの32.8％であった。2004年のEU25カ国の失業率は、2003年と同じ9.2％であった。

このデータは、2003年7月に決定された統計上の地域単位（NUTSのレベル2）（注1）に基づくものである。

254地域のうち、イギリス21地域、イタリア7地域、オーストリア6地域、オランダ5地域を含む44地域の失業率がEU25カ国平均9.2％の約半分の4.6％以下であった。他方、ポーランド9地域、ドイツ6地域、フランス4地域を含む21地域の失業率が、EU25カ国平均失業率の約2倍の18.4％以上となっている。

2004年のEU25カ国の女性の失業率は、2003年と同じ10.1％であった。女性の地域別失業率が最も低いのは、イギリス・ドーセット、サマーセットの2.2％であり、最も高いのはイタリア・カラブリアの33.3％、フランス・レユニオンの34.2％である。女性の失業率は、3分の2近くの地域において男性の失業率よりも高い。

2004年のEU25カ国の若年層（15歳～24歳）失業率は、オランダ・ジーランドの5.4％からフランス・レユニオンの56.6％までの幅にある。地域別の若年層失業率は、3分の2の地域において全体の失業率の2倍以上となっており、全体の失業率以下の地域は、わずかに8地域（すべてドイツ）しかない。

注：括弧内は、サンプル数が小さいため、信頼性の低いデータ。

注

1. NUTSのレベル2は、254地域からなり、各国別には、ベルギー（11）、チェコ共和国（8）、ドイツ（41）、ギリシャ（13）、スペイン（19）、フランス（26）、アイルランド（2）、イタリア（21）、ハンガリー（7）、オランダ（12）、オーストリア（9）、ポーランド（16）、ポルトガル（7）、スロバキア（4）、フィンランド（5）、スウェーデン（8）、イギリス（37）、デンマーク、エストニア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、スロベニア（各1）となっている。

出所

• 欧州統計局（Eurostat）ホームページ