NTUC書記長、外国人政策の見直しを政府に要請
元来複数の民族で構成されるシンガポールであるが、このところサービス業界を中心に外国人労働者への依存度が高まっている。シンガポール人の雇用機会に影響を与えているとして、NTUC(全国労働組合会議)は政府に対し、外国人政策の見直しを求めている。
リム・ブンヘンNTUC書記長は7月27日、このところサービス業界で外国人労働者への依存度が高まっている問題について、人材開発省(MOM)に見直しを求めている。リム書記長は、シンガポール人の雇用や労働者の能力活用に向け労働環境の改善を図る上でも、一部業種で外国人労働者への依存度が極端に高まっている現状は見直される必要があると述べ、申し入れの背景を説明した。同書記長はすでにMOMに本件についての具体的な提案を行っていることを明らかにしている。
NTUCはまた、経営者が清掃や園芸などの業種で、より若く賃金が安い外国人労働者を好んで採用する傾向があることを指摘し、シンガポールの労働市場において厳しい競争にさらされる国民を支援するためにも、今後引き続き、失業者の再就職支援に力を入れていくと述べている。
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