ホーチミン市の加工区および工業区における労働需要

カテゴリー:雇用・失業問題

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  • 国別労働トピック:2004年4月

加工区・工業区雇用促進センターの調査によれば、ホーチミン市の加工区および工業区で非熟練労働を中心に2万4500人の需要があると見込んでいる。

同センターの調査では、企業は中学卒以下の労働者は1万2900人、高校卒は7200人、大学・短大卒は1200人、専門技能を有する者は3200人を必要としている、とする調査をまとめた。縫製・履物・水産加工といった部門が求める大半が非熟練労働であるが、厳しい労働と低い賃金が障害となって、労働力の確保は決して容易ではない。工場がふるさとの省に工場が開設されると多くの労働者が帰郷してしまうことも、人材不足の一因となっている。

熟練労働者については、工業区においてはハイテク産業、加工区においては銀行・運輸・保険といったサービス産業において、労働力が吸収されることを特に推奨している。2003年においては、同センターを通じて、約1万8000人が就職した。

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