開催速報：第５回国際フォーラム
英国労働運動の挑戦
“Challenges facing the British trade union movement”
―ＴＵＣ（英国労働組合会議）書記長ブレンダン・バーバー氏講演―
（2004年12月10日）

ブレンダン・バーバーＴＵＣ書記長

労働政策研究・研修機構は、2004年12月10日に東京霞ヶ関でJILPT国際フォーラム「英国労働運動の挑戦"Challenges facing the British trade union movement"−TUC（英国労働組合会議）書記長ブレンダン・バーバー氏講演−」を開催した。

　フォーラムでは12月4日から宮崎で開催された第18回ICFTU（国際自由労連）世界大会参加のため来日中のTUCブレンダン・バーバー書記長が基調講演を行った。講演では英国労働運動が直面するいくつかの課題−年金問題、組織化問題、労働時間問題、育児問題等のほか、今次開催された宮崎大会の議論−WCLとの統合問題等のトピックが採り上げられた。基調講演の後、ICFTU最近の議論の推移を総括したコメンテーターからのコメントがあり、フロアとの質疑応答に移った。フロアディスカッションは講演とほぼ同時間という異例の長さとなり、活発な質疑応答が行われた。英国労組を初めとする組織率の低下傾向が危惧される中、組織化の現状についての情報共有と今後の有効な処方箋についての意見交換があるなど、「労組は今何を為すべきか」ということについて議論する貴重な機会となった。

プログラム

14:00

開会

14:00-14:15

開会あいさつ
小野　旭 （労働政策研究・研修機構 理事長）

14:15-15:45

講演「英国労働運動の挑戦」
TUCブレンダン・バーバー書記長

15:45-17:00

コメント及びフロアディスカッション

17:00

終了

講演者

ブレンダン・バーバー

TUC（英国労働組合会議）書記長

コメンテーター

江上寿美雄

労働政策研究・研修機構　調査部長