講師プロフィール:第32回労働政策フォーラム
グローバル化と労働組合の「いま」
—主要国の経験と対応—
(2008年5月13日)


ガイ・ライダー/Mr. Guy RYDER
国際労働組合総連合(ITUC)書記長

1956年英国リバプール生まれ。ケンブリッジ大学で社会政治学の修士号取得。81年イギリス労働組合会議(TUC)入局、国際局アシスタントとなる。85年国際商業事務専門職技術労働組合連盟FIET(現UNI)産業貿易局書記、88年ICFTU(現ITUC)ジュネーブ事務所副所長、93年同所長。また、ILO理事会労働側グループ書記、ILO総会労働側グループ書記を務める。98年ILO労働者活動局(ACTRAV)局長、99年ILO事務局長室長を経て、2002年ICFTU書記長に選出され、2006年ITUC初代書記長に就任。

ジョン・エバンス/Mr. John EVANS
経済協力開発機構 労働組合諮問委員会(OECD-TUAC)事務局長

1952年英国生まれ。73年オックスフォード大学で政治学・経済学・哲学の学位を取得。同卒業後、イギリス労働組合会議(TUC)に入局し、経済局でエコノミストとして従事。78年国際商業事務専門職技術労働組合連盟FIET(現UNI)で産業担当、79年~85年欧州労連労働研究所(ETUI)で研究員として勤務。85年TUAC事務局長に選出され、現在に至る。また、グローバル・レポーティング・イニシアティブの理事、ヘルシンキグループ委員でもある。

アヌーシェ・カルヴァール/Ms. Anousheh KARVAR
フランス民主労働同盟(CFDT)全国書記

1961年生まれ。92年よりフランス国立図書館科学技術部勤務。97年パリ第7大学で科学技術史の博士号取得。2006年より現職。国際政治、差別廃止、国家改革・発展等の取り組みに従事する。また、差別廃止・平等のための権力当局(HALDE)評議員会委員および人権に関する諮問委員会(CNCDH)委員を務める。

イングリッド・ゼアブロック/Ms. Ingrid SEHRBROCK
ドイツ労働総同盟(DGB)

1948年オッフェンバッハ・アム・マイン生まれ。71~76年フランクフルトで英語、政治学、化学、教育を学ぶ。76年労働組合に加入。79~87年中等教員を務める。85年キリスト教民主従業員同盟(CDA)中央執行委員、87年同副議長。87~89年ヘッセ州女性局長補佐。89~97年キリスト教民主組合(CDU)女性同盟事務総長およびCDU女性・家庭局長。97~99年在チェコ共和国、在スロバキア共和国の各ドイツ大使館にて社会関係アドバイザーを務めた後、2000年DGB執行委員となる。2006年より現職。

ブレンダン・バーバー/Mr. Brendan BARBER
イギリス労働組合会議(TUC)書記長

1951年ランカシャー州サウスポート生まれ。ロンドン市立大学で社会学の学士号取得。卒業後、市立大学学生組合委員長として活躍。75年TUCに政策担当として入局。組織化・労使関係局次長、広報局長を経て、87年より組織化・労使関係局長。雇用法制や教育政策等に携わる。93年副書記長となった後、2003年より現職。

アゴスティーノ・メガレ/Mr. Agostino MEGALE
イタリア労働総同盟(CGIL)経済社会研究所(IRES)所長

1953年生まれ。72年イタリア繊維被服労働者連盟(FILTEA CGIL)の支部長、91年FILTEA CGIL本部書記長に就任。2000年よりCGIL経済社会研究所(IRES)所長を務める。CGIL中央執行委員でもある。

ミハイル・シュマコフ/Mr. Mikhail SHMAKOV
ロシア独立労働組合連盟(FNPR)会長

1949年モスクワ生まれ。72年モスクワ高等工業大学を卒業し、技術者として勤務。86年国防産業労働者モスクワ労働組合議長、88年国防産業労働組合中央本部議長。モスクワ市労組議会議長、モスクワ労組連盟議長を経て、93年より現職。また、94年~2001年ILO理事、95年よりロシア三者構成委員会の労組側コーディネーター、2004年よりICFTU(現ITUC)副会長、2007年よりITUC汎欧州地域評議会(PERC)議長を務める。

ジョン・スウィーニー/Mr. John J. SWEENEY
アメリカ労働総同盟産別会議(AFL-CIO)会長/OECD-TUAC会長

1934年アメリカ・ブロンクス生まれ。ニューヨーク・イオナ大学経済学部卒。労働運動としては、国際婦人服労働者(後のUNITE)と行った運動が始まり。61年ニューヨーク市の「ローカル32B」組合代表として、国際サービス労組(SEIU)の活動に参加。76年「ローカル32B」会長に選出され、アパートメンテナンス労組のストライキを指導する。80年SEIU会長に就任し、同労組の組合員数を約62.5万人から100万人に拡大するなど組織化に実績を挙げる。95年にAFL-CIO会長に選出され、現在3期目。また、2000年よりTUAC会長を務める。

高木 剛/Mr. Tsuyoshi TAKAGI
日本労働組合総連合会 会長

1943年三重県生まれ。67年東京大学法学部卒業後、旭化成工業株式会社入社。73年全旭化成労働組合連合会書記長。81年外務省に入省し、翌82年より一等書記官として在タイ日本国大使館に赴任。84年ゼンセン同盟常任執行委員、産業政策局長となり、88年同書記長、96年同会長。2002年UIゼンセン同盟初代会長に就任。05年より現職。