講師プロフィール 第94回労働政策フォーラム(2018年1月23日)
若年雇用の質的変化を考える─景気回復下における若年者の働き方の変容─

講演者(登壇順)

堀 有喜衣(ほり・ゆきえ) 労働政策研究・研修機構主任研究員

博士(社会科学)。2002年、日本労働研究機構(現 労働政策研究・研修機構)入所。入所以来、学校から職業への移行研究に携わる。主著に『高校就職指導の社会学─「日本型」移行を再考する─』(勁草書房)がある。教育社会学専攻。

伊藤 正史(いとう・まさし) 
厚生労働省人材開発統括官付参事官(若年者・キャリア形成支援担当)

1984年労働省(当時)入省。職業安定局若年者雇用対策室長、首席職業指導官、職業能力開発局能力評価課長、キャリア形成支援課長など、主に若者雇用対策、キャリア形成・人材育成政策に関わる職務に携わる。2017年7月の組織改革により新設された参事官(若年者・キャリア形成支援担当)に就任。

小杉 礼子(こすぎ・れいこ) 労働政策研究・研修機構特任フェロー

「学校から職業への移行」、「若年者のキャリア形成・職業能力開発」などをテーマに社会学的視点からの実証研究に携わる。中央教育審議会臨時委員、労働政策審議会委員他。著書 『若者と初期キャリア―「非典型」からの出発のために』(勁草書房、2010年、第33回労働関係図書優秀賞)他。

野依 智子(のより・ともこ) 福岡女子大学国際文理学部教授

独立行政法人国立女性教育会館研究員を経て、2013年より公立大学法人福岡女子大学教授。博士(教育学)。研究領域は、女性労働史、ジェンダー学、社会教育学。単著に『近代筑豊炭鉱における女性労働と家族─「家族賃金」観念と「家庭イデオロギー」の形成過程』(明石書店、2010年)、共著に『シングル女性の貧困─非正規職女性の仕事・暮らしと社会的支援』(小杉礼子/鈴木晶子/野依智子/(公財)横浜市男女共同参画推進協会、明石書店、2017年)がある。

高橋 薫(たかはし・かおる) 
特定非営利活動法人文化学習協同ネットワークみたか若者事業統括

2007年、みたか地域若者サポートステーションスタッフとして入職。現在は印刷会社のネットワークを活用して、支援現場に訪れた若者と印刷・デザインの職場「DTPユースラボ」立上げに取り組んでいる。また、2017年、東京中小企業家同友会の会員を中心に企業家・弁護士・研究者・若者支援従事者などと協力しNPO法人わかもの就労ネットワークを立ち上げた。このNPOによって、若者を受け入れる側である社会(企業)に働きかけ、若者を育てるネットワークづくりを目指している。

梶野 光信(かじの・みつのぶ) 東京都教育庁地域教育支援部主任社会教育主事

1967年生まれ。神奈川県横須賀市出身。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程終了後、東京都教育委員会に社会教育分野の専門職として採用され、本年度末で25年目を迎える。専門は社会教育行政、青少年教育。主著に「高校生の『社会的・職業的自立』を支援する社会教育行政の役割」(『日本社会教育学会年報第61集』所収 東洋館出版社、2017年)、「ユースソーシャルワーカーによる高校生支援」(柊澤利也と共著、末冨芳編『子どもの貧困対策と教育支援』所収 明石書店、2017年)など。

岩永 牧人(いわなが・まきと) 社会福祉法人生活クラブ事業本部企画課主任

2001年3月 千葉大学特殊教育特別専攻科修了。2003年7月 厚生労働省所管施設ヤングジョブスポットよこはまにて勤務。2006年9月 NPO法人ユースポート横濱設立に参画。理事長に就任。よこはま若者サポートステーションの運営団体となる。2013年3月 同団体理事長を退任。2013年4月 社会福祉法人生活クラブに入職。千葉県生活困窮者自立支援実務者ネットワーク 運営委員。公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 理事。