講師プロフィール 第90回労働政策フォーラム(2017年3月21日)
生涯現役社会の実現に向けて─高年齢者の活用の実態と課題─

講演者(登壇順)

今野 浩一郎(いまの・こういちろう) 学習院大学経済学部教授

1973年東京工業大学大学院理工学研究科(経営工学専攻)修士課程修了。神奈川大学工学部助手、東京学芸大学教育学部助教授などを経て、1992年より学習院大学経済学部教授。企業の人的資源管理からマクロの雇用問題まで人材に関わる分野を幅広く研究。労働政策審議会委員、中央最低賃金審議会委員の他に「多様な正社員の普及・拡大のための有識者懇談会」座長など数多くの公職を歴任。主な著書に、『正社員消滅時代の人事改革』(日経新聞出版社/2012年)、『人事マネジメント』(ミネルヴァ書房/2009年)、『東京に働く人々』(法政大学出版局/2005年)、『個と組織の成果主義』(中央経済社/2003年)、『勝ちぬく賃金改革』(日経新聞社/1998年)、『人事管理入門』(日経文庫/1995年)、『資格の経済学』(共著/中央公論社/1995年)など。

田原 孝明(たはら・たかあき) 労働政策研究・研修機構統括研究員

1987年労働省入省、2009年内閣官房地域活性化統合事務局参事官、2011年厚生労働省政策評価官、2012年高齢・障害・求職者雇用支援機構企画部長、2014年から現職。主に高齢者雇用の研究に携わる。

小西 敦美(こにし・あつみ) 日本クッカリー株式会社人事労政部担当部長

1984年日本水産株式会社入社。東京と仙台で家庭用冷凍食品の営業を通算9年経験後、人事部に異動、「労政」「福利厚生」「人事企画」を主に担当。99年から「21世紀型人事制度PJ」に参画。処遇の基準を「職務」とする「職務等級制度」を2002年に導入。「職務給」の定着を進める中、06年に市場価値を意識した「職務型」の『シニア職員制度(再雇用)』を導入。自身の「シニア職員化」が目前に迫る中、本年3月1日からCVSの惣菜を製造する子会社の日本クッカリーに出向し、日夜、人材確保とその定着と育成に奔走している。

立花 一元(たちばな・かずもと) 
損害保険ジャパン日本興亜株式会社人事部ライフデザイングループ主査

1975年安田火災海上保険(株)入社。営業部門・営業推進部門の部支店長などを歴任し、2007年人事部ライフデザイングループリーダーに着任。2013年定年退職後も同グループの再雇用嘱託として勤務、現在に至る。同グループでこれまで、中高年齢者を対象とした「研修の企画・運営」「活躍のための制度の推進・運営」及びOB会(社友会)事務局のサポートなどに通算10年間従事。2級キャリアコンサルタント技能士(国家資格)、シニア産業カウンセラー、健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級、AFP(日本FP協会)、JADA主任講師・同上級生涯生活設計コンサルタント。

小野 貴洋(おの・たかひろ) 株式会社テクノスチールダイシン常務取締役

20代より鉄構業界において、主に営業として従事する。2014年に現職に転職。現在、営業と総務職改善の責任者として従事する。

菊岡 大輔(きくおか・だいすけ) 大和ハウス工業株式会社東京本社人事部次長

1996年大和ハウス工業株式会社入社。以来21年間にわたり、同社およびグループ会社の人事業務を担当してきた。2013年4月に本社人事部人事グループ長。「65歳定年制」や年齢の上限なしに定年後の継続勤務を可能にする「アクティブ・エイジング制度」、遠距離介護者に親元への帰省旅費を支給する「親孝行支援制度」など、少子高齢化の進展を見据えた同社独自の制度導入を手掛ける。2016年10月に東京本社人事部次長。現在は、東京本社・本店および東日本エリアの人事部門責任者として、同社の「働き方改革」の推進を担っている。