講師プロフィール 第74回労働政策フォーラム
アンダークラス化する若年女性Part2~支援の現場から~
(2014年6月21日)

※報告順

パネリスト

宮本 みち子(みやもと・みちこ) 放送大学副学長/日本学術会議連携会員

千葉大学教育学部教授を経て現職。労働政策審議会委員、社会保障審議会委員、中央教育審議会臨時委員、内閣府若者の包括的自立支援検討会座長等を歴任。主な著書・論文に、『若者が無縁化する』(筑摩書房、2012年)、『リスク社会のライフデザイン~変わりゆく家族をみすえて~』(放送大学教育振興会、2014年)、『二極化する若者と自立支援』(共著、明石書店、2012年)、「若者の貧困をみる視点」(『貧困研究』第2号所収/明石書店、2009年)、「若者政策の展開─成人期への移行保障の枠組み─」(『思想』第3号所収/岩波書店、2006年)、『若者が社会的弱者に転落する』(洋泉社、2002年)などがある。

遠藤 智子(えんどう・ともこ) 一般社団法人社会的包摂サポートセンター新しいウィンドウ事務局長

1989年より日本フェミニストカウンセリング研究会(現:NPO法人日本フェミニストカウンセリング学会)に参加。全国運営委員として女性のための心理相談分野での活動を始める。1999年から全国女性シェルターネットに参加。2003年からNPO法人全国女性シェルターネット事務局長としてDV法の第一次改正に、2007年からは同法第二次改正にも取り組む。2010年2月から3月まで、内閣府事業「パープルダイヤル(24時間DV/性暴力のホットライン)」に参加。1982年~2011年まで東京都八王子市職員。2011年10月より現職。編著書に『女性たちが変えたDV法』(新水社)、『デートDV 愛か暴力か、見抜く力があなたを救う』(KKベストセラーズ)などがある。

白水 崇真子(しろうず・すまこ) 一般社団法人キャリアブリッジ新しいウィンドウ代表理事

大学在学中に男女雇用機会均等法の実態調査、法改正活動に参画。1991年、「就労困難者」のための職業教育施設・大阪地域職業訓練センター(A´ワーク創造館)に入職。講座企画・相談を中心に17年間の勤務後、独立。キャリアブリッジを起ち上げ、若者や女性などの就労支援に携わる。2011年から大阪府豊中市にて内閣府モデル事業・豊中市パーソナルサポートセンターのチーフとして活動、現在に至る。貧困や家族問題など多重に困難を抱える人々の支援に携わる。2012年大阪府内の定時制高校にて若者の居場所運営を開始。2013年とよなか若者サポートステーション開設。論文に、「豊中市PSセンターの取り組みから見えてきた子ども若者の実態と支援」(『共生社会研究』No8、2013/大阪市立大学共生社会研究会)などがある。

小園 弥生(こぞの・やよい) 男女共同参画センター横浜南新しいウィンドウ管理事業課長

1993年より横浜市の女性センター職員として勤務。女性の就労支援、自助グループ支援、DV啓発朗読事業等に取り組む。2009年より、働きづらさに悩む若年女性の調査、講座、就労体験カフェ等の立ち上げを担当。論文等に、「再就職準備講座ルトラヴァイエの実践−困難な状況にある女性の自己決定を支える」(PDF:4,547KB)新しいウィンドウ(『国立女性教育会館研究紀要』第9号所収、2005年)、『“ガールズ”自立支援ハンドブック』(全国女性会館協議会、2012年)。「若い女性の就労体験“めぐカフェ”~横浜市男女共同参画センターの試み」(『横浜市調査季報』171号所収、2013年)新しいウィンドウなどがある。

丸山 里美(まるやま・さとみ) 立命館大学産業社会学部准教授

2007年京都大学大学院文学研究科社会学専攻研究指導認定退学。博士(文学)。2010年より現職。主な著書に、『女性ホームレスとして生きる─貧困と排除の社会学』(世界思想社、2013、第33回山川菊栄賞受賞)、『婦人保護施設と売春・貧困・DV問題─女性支援の変遷と新たな展開』(共著、明石書店、2013)、『フェミニズムと社会福祉政策』(共著、ミネルヴァ書房、2012)、『ホームレス・スタディーズ─排除と包摂のリアリティ』(共著、ミネルヴァ書房、2010)などがある。

コメンテーター

山田 昌弘(やまだ・まさひろ) 中央大学文学部教授/日本学術会議連携会員

1986年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授を経て2008年より現職。専攻は家族社会学・感情社会学。兼職として内閣府男女共同参画会議専門委員など。「パラサイト・シングル」の生みの親で、その実態や意識について社会調査をもとに分析した著書「パラサイト・シングルの時代」(ちくま新書、1999年)は話題を呼んだ。「希望格差社会」や「婚活(結婚活動)」の名付け親でもある。著書は「『家族』難民─生涯未婚率25%の衝撃」(朝日新聞出版、2014年)、「婚活症候群時代」(共著、ディスカヴァー21,2013)、「絶食系男子となでしこ姫」(共著、東洋経済新報社2012)、「なぜ若者は保守化するのか」(東洋経済新報社2009)、「ワーキングプア時代」(文藝春秋2009)、「婚活時代」(共著、ディスカヴァー21,2008)、「少子社会日本」(岩波新書2007)、「新平等社会」(文藝春秋2006−日経BP社BizTech図書賞受賞)、「迷走する家族」(有斐閣2005)など多数。現在、読売新聞人生案内回答者、毎日新聞「くらしの明日」連載中。

金井 淑子(かない・よしこ) 立正大学文学部教授/日本学術会議連携会員

横浜国立大学教育人間科学部/環境情報学府大学院教授を経て現職。倫理学・哲学とフェミニズム・ジェンダー研究の両領域を架橋する問題意識から家族論や親密圏のゆくえについて発言してきている。立正大学では「フェミニンの哲学」「社会倫理学」を掲げて教育研究に携わる。主な著書に『ワードマップ 家族』(編著、新曜社)、『ポストモダン・フェミニズム』『フェミニズム問題の転換』(勁草書房)、『岩波・応用倫理学講義5性/愛』(編著、岩波書店)、『異なっていられる社会を』(明石書店)、『依存と自立の倫理 女/母(わたし)の身体性から』(ナカニシヤ出版)、『倫理学とフェミニズム ジェンダー・身体・他者をめぐるジレンマ』(同2013年)など。新刊編著に『〈ケアの思想の錨を─3.11、ポスト・フクシマ〈核災社会〉へ〉(同2014年)がある。

小杉 礼子(こすぎ・れいこ) 労働政策研究・研修機構特任フェロー/日本学術会議連携会員

東京大学文学部社会学科卒業。1978年 職業研究所(現、労働政策研究・研修機構)研究員。博士(教育学)。兼職として、労働政策審議会委員、同職業能力開発分科会員、社会保障審議会臨時委員などを務める。労働政策研究・研修機構で、「学校から職業への移行」、「若年者のキャリア形成・職業能力開発」に関する調査 研究を担当。主な編著書に『若者と初期キャリア−「非典型」からの出発のために』(剄草書房、2010年)、『若者の働きかた』(ミネルヴァ書房、2009年)、『フリーターとニート』(剄草書房、2005年)、『フリーターという生き方』(剄草書房、2003年)、『自由の代償/フリーター』(JILPT、2002年)などがある。

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