開催報告:第61回労働政策フォーラム
若者は社会を変えるか —新しい生き方・働き方を考える—
(2012年6月30日)

写真「若者は社会を変えるか―新しい生き方・働き方を考える―」

若年層の失業率の上昇や新規学卒者の就職率の低迷など、若年雇用を取り巻く厳しい環境が続いている。こうしたなか、社会構造の変動に対応した教育から職業への移行や、個々人の能力開発、適職探しなどの支援が社会全体に求められている。その一方で、閉塞感の高まる就労環境を打破するような若者の主体的な動きも見え始めており、それは大震災を契機に被災地で顕在化してきている。

労働政策フォーラムでは、生き方・働き方を変革していく若者たちの主体的な取り組みにスポットを当て、その現状とそれを支える政策などについて話し合った。

開会挨拶

小杉 礼子
労働政策研究・研修機構統括研究員/日本学術会議連携会員

講演(1)

社会構造の変容と若者の現状

本田 由紀
東京大学大学院教育学研究科教授/日本学術会議連携会員

講演(2)

若者の働き方と意識の変化―「若者のワークスタイル調査」から―

堀 有喜衣
労働政策研究・研修機構副主任研究員

実践報告(1)

閉塞が一瞬だけ開けた被災地
―ソーシャル・アントレプレナーと産・官・学の関係についてのケーススタディ―

菅野 拓
 
一般社団法人パーソナルサポートセンター事務局長
大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員

実践報告(2)

若者の新しい働き方―協同労働の実践―

髙成田 健
ワーカーズコープ・センター事業団神奈川事業本部本部長

実践報告(3)

復興の現場で、若者はいかに成果をあげたか

藤沢 烈
一般社団法人RCF復興支援チーム代表理事

パネルディスカッション

パネリスト

本田 由紀
東京大学大学院教育学研究科教授/日本学術会議連携会員
菅野 拓
 
一般社団法人パーソナルサポートセンター事務局長
大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員
髙成田 健
ワーカーズコープ・センター事業団神奈川事業本部本部長
藤沢 烈
一般社団法人RCF復興支援チーム代表理事
堀 有喜衣
労働政策研究・研修機構副主任研究員

コメンテーター

渡邊 秀樹
慶應義塾大学文学部人文社会学科教授/日本学術会議連携会員

コーディネーター

宮本 みち子
放送大学教養学部教授/日本学術会議連携会員