開催報告 第52回労働政策フォーラム
ホワイトカラーの労働時間を考える
―効率的な働き方を求めて―
(2011年3月2日)

労働時間と働き方をめぐる課題―適正化に向けて求められること―

わが国の労働社会では依然として長時間労働が問題となっている。長時間労働になる要因は企業や労働者によってさまざまだが、重要なのは企業の仕組みや労働者の働き方等を見直し、労働時間を適正にすることである。「ワーク・ライフ・バランス」の概念も浸透しつつあるなか、社会全体で効率的な働き方を考える時期に来ている。


労働政策フォーラム(2011年3月2日) 開催報告「ホワイトカラーの労働時間を考える―効率的な働き方を求めて―」(JILPT)

フォーラムでは、日本のホワイトカラーの労働時間がなぜ長くなるのかを明らかにし、効率的に働き労働時間を適正にしていくためにはどうするべきかを行政、研究者、企業の現場の視点から議論した。

基調報告

わが国の労働時間の現状と今後の課題について

田中 誠二(厚生労働省労働基準局労働条件政策課長)

研究報告

仕事特性・個人特性と労働時間

小倉 一哉(前JILPT主任研究員(早稲田大学商学部准教授))

事例(1)

労働時間削減への取り組み<キヤノン株式会社>

狩野 尚徳(キヤノン株式会社人事本部人事部人事第二課長)

事例(2)

ワーク・ライフ・バランスへの取り組み<住友商事株式会社>

本山 ふじか(住友商事株式会社人事厚生部課長労務チームサブリーダー)

事例(3)

サービス向上と残業時間削減の両立<武陽ガス株式会社>

小澤 修(武陽ガス株式会社総務部総務課長)

パネルディスカッション

コーディネーター:佐藤 厚(法政大学キャリアデザイン学部教授)